「破瓜～ヤマノケ憑きの幼馴染は私の中に入りたい～」の感想です。サークル名 DARKMOON、作者：メイドキメラさん。このサークルさん＆作者さんの作品は初めて買いました。薄暗い作風が好みです。全47ページと短めで、休日の朝に「よ〜し布団から出る前に漫画も読んじゃおうかな〜」という気持ちで読める長さです。トキメキは元気の源！
本作品を買ったのは、私の癖を全部知ってるスマホ広告に釣られたからなのですが、大正解でした！わかってる〜広告👍 死んだ目の背が高い絶倫が大好きなんですよね。大好きな人は買ってください。そして、早々に購入したのであらすじをよく読んでいなかったのですが改めて読むと、
田舎で暮らす加代の年上の幼馴染 慶一
イケメンで背が高くてどこか影のある雰囲気が女の子達に人気。
（略）
体格差ホラーラブをお楽しみ下さい。
書いてあった！私の好きなやつ〜〜〜！！体格差ありがとうございます！ということで、無口・体格差・目が死んでる・怪異が伝わる村という、全体的に恐ろしい感じの男に執着愛されたい方、おすすめです。よく喋るヤンデレと無口な執着愛は別の味がするよね。どっちも好き。
肉体美なシーンも顔アップも、絵がずっと綺麗だったのも良かったです！あと、最後の締め方も良かったです。ゾクっと怖くなれる終わり方！でも、グロいのや怖い絵はなかったので朝から読んでも安心。
⚠️以下ネタバレあるので注意
幼い頃に守ってくれた、実は優しい無口でデカい幼馴染。でも様子が…？
田舎の村に引っ越してきた幼いヒロイン。周りに馴染めずにいた頃、唯一声をかけてくれたのがこの慶一くんでした。意地悪な子にランドセルを投げつけてくれる姿、かっこよかったです笑 最後まで読んでからわかったのですが、ヒロインは大きくなっても周囲からは「なんか暗いあの子でしょ？」なんて思われていたみたいで…。おばあちゃんの誕生日にご馳走を作ろうとする良い子なのにねぇ。まったく。
初えっちなシーンは寂れた社で。
ある日の帰り道、大荷物を抱えたヒロインの荷物を持ってくれて、さらに転びかけたところを助けてくれたことがきっかけで、慶一くんの手首のお守りが切れてしまう。
その後慶一くんの様子がおかしくなり…彼に潜む山ノ怪(ヤマノケ)が出てきてしまうんです。脱いだ慶一くんの胸あたりに、山ノ怪らしき四つ目が出ており、実際に目にしたら恐怖だと思うのですが、漫画では「イヤーーー夢に出るぅーーー！」という怖さではなくて、ありがたかったです。怖いの本当は苦手なのです。
作品のジャンルに「巨根」って書いてありますね。そちらも本当にデカくて大丈夫じゃなかったです！デカいのを押し込んでおきながら、愛おしそうにお腹の上を撫でるアレがあってよかったです。アレは良いよね。
慶一くんは幼い頃から、ヒロインに「はいりたい」という感情があったようで…。はいりたいって何？！と山ノ怪に憑かれていない私は思いますが、多分、山ノ怪が取り憑く人間を求める「入りたい」と、人間の慶一くんが女の子を好きになった気持ちが混じり合って「はいりたい」になっていたんじゃないかなって思っています。
一度知ったら戻れない…体育倉庫えっち
山ノ怪モードの慶一くんとしてしまったヒロイン。事後、正気に戻った慶一くんに謝られますがそれはもう怖いよね。慶一くんも大反省して、幼馴染だったけど距離を置くといいます。でもあの日から体の疼きがおさまらないヒロインは、学校で見かけた慶一くんの後ろ姿を追ってしまう…
2回目のえっちなシーンは体育倉庫でした。いいね青春だね！
でも最後まで読むと、これがまた怖いんだけどね…！！
抵抗もなく、すんなり合体。ヒロインはもう慶一くんに落ちてますね。それとも落ちたのは山ノ怪に…？ヒロインから求めているので、もう慶一くんも容赦なしの出しっぷりでした。
とくに好きなセリフは「さっきの約束忘れないで…」「もし破ったりしたら、ひどいんだからな」のところ。慶一くん、完全に山ノ怪に支配されてるわけじゃないのかなーって感じました。頼む、救いがあってくれ…（とこの時は思っていた）
ホラーなエンディング。せめて慶一くんとヒロインが幸せであってほしい…！
体育倉庫えっちの後は、第三者のクラスメイトたちの会話シーンとして語られます。「あの子最近学校来てないよね？」「でも背が高い男子と合岩岳に入っていくの見たって」…この辺り、禁足地という言葉も出てきたりして、急にホラーみがあって夜読むと怖くなりそう。私なら。朝から読んでおいて本当によかったです。
最後はぜひ、読んでゾクっとしてほしいので明確に書かずにおくのですが…。私が見ていた慶一くんは、何者だったのでしょうか。そしてヒロインが会話していた慶一くんは…。でもみんなにも姿は見えてるんだよね？おばあちゃんも慶一くんと話してたよね…何かを察してあえて孫を引き留めなかったのかしら…。もう手遅れだったのかな
いろいろな想像を掻き立てられる終わり方でした。何の罪もないのに山ノ怪に憑かれていた慶一くん、どうにかしてその憑かれたパワーによって救われていてほしい…。ヒロインもどうにか幸せになってほしい…。バッドエンドも無理やり幸せだと思い込みたいタイプなので、そう思っておきます。
絵が好みだったし、お話の長さ・重さもちょうどよかったので、糖度マシマシな続編が出たら書いたいです！
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